神様のカルテ
読み終わりました。感想をすこし。
こんな医療現場、人間関係ってとても理想的。人が人を思いあえば結果的に何倍もの幸せに気づくことが出来ると思う。そんな優しさがいっぱい詰まってました。地域医療、医師不足問題、終末期医療などたくさんの問題はあるけれど、お医者さまは神様ではなくひとりの人間で、一止先生のような人であってほしいと思った。夏目漱石を愛する先生の口調は、普通の会話だと医師と患者のストーリーでは暗くなってしまう、という作者の意図があって終始古くさい。でも全く読み辛くなくどんどん心地良くなるのが不思議。それに対する奥さんのハルさんの口調もかわいい。一止先生の大好きなハルさんはあおいちゃんというより、ただ君を愛してるのしずるがやればいいと思うくらいピッタリです。う〜ん。一止先生はあまりさくらいくんのイメージじゃないかも…。(ごめんなさい。)あっでも黄色い涙の竜三さんビジュでやればぐっと近づくよ!一止先生とハルさん、患者さん、看護師さん、病院、アパートの住人とのすべてのエピソードがあったかいです。映画化たのしみにしてます。
「明けない夜はない。止まない雨はない。そういうことなのだ。」
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2011年映画化
栗原一止/櫻井翔
『地域医療の中で「生」と真っ向から向かい合い、悩む一止の姿から、生きづらい現在を生きることとは何か、また命の灯の尊さを伝えていけたらと思います。』
栗原榛名/宮崎あおい